旅の栞(ドロミテ・チロル)
7月27日
コルティナ・ダンペッツォ ~ トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード (ドロミテハイキング) ~
ミズリーナ湖 ~ コルティナダンペッツォ (連泊)
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宿泊ホテルからの風景(6:57) 宿泊ホテル・ヴィラアルジェンティーナ [ Hotel Villa Argentina] の窓からの景観。 中央のやや左の山は、クローダ・ダ・ラーゴ [Croda da Lago](世界遺産) 。 クローダ [croda] はイタリア系チロルで草木が生えていない岩山や稜線を指す言葉。 「南南西」MAP Lay.A ![]() |
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宿泊ホテル前の風景 (6:57) 右端の山はクローダ・ダ・ラーゴ [Croda da Lago](世界遺産) 、その左の小さなピークはベッコディ メッツォディ [Becco di Mezzodi] 。 「南南東」MAP Lay.A ![]() |
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宿泊ホテル前の風景 (6:58) 中央のピーク (写真では低く見えている) は、アンテラーオ [Monte Antelao] (3,263 m) 。 モンテ アンテラオは、イタリア北東部のドロミテ東部で最も高い山。 コルティナ ダンペッツォの町の南東にあり、「ドロミテの王」として知られている。 ドロミテ東部の最高峰であるアンテラオは、単一の巨大な岩のピラミッド形で、多くのドロミテの山と同様、険しく、岩が多く、尖っている。 また、ドロミテ隆起の端近くに位置しているため、近くの谷への劇的な落ち込みがあり、天気が良いと、アドリア海のトリエステからアンテラオ山をはっきり観ることが出来る。 「東南東」MAP Lay.A ![]() |
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宿泊ホテル・ヴィラアルジェンティーナ [ Hotel Villa Argentina] (8:00) MAP Lay.A ![]() |
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宿泊ホテル・ヴィラアルジェンティーナ [ Hotel Villa Argentina] (8:00) ホテルで朝食を済ませ、トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードへ向かう。 MAP Lay.A ![]() |
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Tre Cime di Lavaredo 駐車料金所 (9:28) 「北西」MAP Lay.A ![]() |
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Tre Cime di Lavaredo (トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード) 駐車場 (9:41) "Tre" は三つを意味し、"Cime" は頂きを意味する。 "Tte"は、ギリシャ語系の"3"を表す倍数接頭辞 [tri-] が語源となっている。 「西北西」MAP Lay.A ![]() |
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Tre Cime di Lavaredo (トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード) 駐車場 (9:41) 「北西」MAP Lay.A ![]() |
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Tre Cime di Lavaredo (トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード) 駐車場 (9:42) 左のバスは私達が乗ってきたバス。 「西」MAP Lay.A ![]() |
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駐車場前の風景 (9:43) 「南東」MAP Lay.A ![]() |
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駐車場前の風景 (9:43) 「南」MAP Lay.A ![]() |
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駐車場前の風景 (9:43) 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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駐車場前の風景(9:43) 「西北西」MAP Lay.A ![]() |
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3 Cime di Lavaredo (トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード) 駐車場 (9:44) ハイキング開始、左方向に登山口がある。 「北北東」MAP Lay.A ![]() |
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登山道から駐車場を見下ろす (9:45) 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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登山道(9:46) 前方のアウロンゾ山小屋 [Rifugio Auronzo] (宿泊施設) までは、舗装されている。 「東南東」MAP Lay.A ![]() |
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登山道から駐車場を見下ろす (9:50) 「北西」MAP Lay.A ![]() |
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登山道から駐車場を見下ろす (9:51) 「西」MAP Lay.A ![]() |
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登山道から駐車場を見下ろす (9:51) 「南」MAP Lay.A ![]() |
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進行方向 (9:51) 「南東」MAP Lay.A ![]() |
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後方 (9:52) 「北西」MAP Lay.A ![]() |
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アウロンゾ山小屋 [Rifugio Auronzo] (宿泊施設) (9:56) この建物の裏側にある未舗装の登山道がハイキングの出発点。 「東南東」MAP Lay.A ![]() |
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ハイキングの出発点 (9:57) 「東南東」MAP Lay.A ![]() |
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ハイキングの出発点 (9:57) 「北北東」MAP Lay.A ![]() |
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ヴァル・マルゾン [Val Marzon] (マルゾン谷) (9:58) 「東」MAP Lay.A ![]() |
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ヴァル・マルゾン [Val Marzon] (マルゾン谷) (9:58) 「南東」MAP Lay.A ![]() |
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マルゾン谷のパノラマ写真 (9:58) 「東南東」MAP Lay.A ![]() |
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マルゾン谷を右下に観てハイクキング (10:06) 「東南東」MAP Lay.A ![]() |
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歩いてきた道を振り返って撮影 (10:06) 中央の建物は、出発点のアウロンゾ山小屋 [Rifugio Auronzo] 。 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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歩いてきた道を振り返って撮影 (10:17) この辺りの標高は2340m 。 「西」MAP Lay.A ![]() |
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景色を楽しみながら歩く (10:20) ここまでアウロンゾ山小屋から20分、駐車場から40分。 「南南東」MAP Lay.A ![]() |
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景色を楽しみながら歩く (10:20) 「東」MAP Lay.A ![]() |
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ポール・グローマン [Paul Grohmann] (10:31) グローマンは、技術的に困難な山々を探索する先駆者であり、他の誰よりも多くの東アルプス山頂の初登頂を達成したと考えられています。 その中にはドロミテの 4 つの最高峰があります。 1862 年、グローマン、フリードリヒ シモニー、エドムント フォン モイスヴァールはオーストリア山岳クラブを設立しました。 これは、1857 年に設立された英国アルパイン クラブに次ぐ、世界で 2 番目の登山クラブでした。 1875 年に彼はドロミテの詳細な地図 ( Karte der Dolomit-Alpen ) を出版し、1877 年には旅行本Wanderungen in den Dolomiten を出版し、この地域の山岳観光を大いに刺激しました。 彼の名誉を讃えて、ラングコーフェル・ドロミテの未踏のサッソ・ディ・レヴァンテは、 1875 年にグローマンシュピッツェと改名されました。 彼が 1868 年に初めて登頂したカルニクスアルプスのケラーシュピッツェンの西峰は、グローマンシュピッツェとしても知られています。 彼の死の 10 年前の 1898 年に、ウルティジェイの町は彼のドロミテでの数多くの初登頂を称える記念碑を建てました。 1984 年以来、ウィーンのドナウシュタット地区にグローマン通りがあります。 出典:Wikipedia 「北」MAP Lay.A ![]() |
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哀悼の意を込めた碑石 (10:32) In Gedenken an unsere liebe Rosi die hier bei einem tragischen Unglück verstorben ist. Heigl Rosi aus Großarl/ österreich vom 12-12-1955 bin 25-08-2009 碑文の訳「ここで悲劇的な事故で亡くなった親愛なるロージを偲んで ハイグル・ロージ グロースアルル/オーストリア出身 1955 年 12 月 12 日から 2009 年 8 月 25 日まで」 (この碑は個人的に立てられたものと思われる?) 「北北東」MAP Lay.A ![]() |
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アルプスの教会 [Cappella degli Alpini] (10:32) この礼拝堂は、1916 年から 1917 年にかけてイタリア陸軍の 2 つのベルサリエリ (歩兵軍団) によって建設されました。 礼拝堂が建てられた山々は、第一次世界大戦中にイタリア人とオーストリア=ハンガリー人の間の血なまぐさい戦いの舞台となったため、この教会はもともとキリスト教徒の救いのマリアに捧げられました。 出典:AWA 「南南西」MAP Lay.A ![]() |
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アルプスの教会 [Cappella degli Alpini] (10:32) 「南南西」MAP Lay.A ![]() |
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アルプスの教会の側にて (10:33) ドロミテは太古の地殻変動によって隆起した珊瑚礁が氷河に削られ、さらに雨水などによって長年にわたり浸食された結果、岩肌は凸凹で、あれた状態になっている。 「南南西」MAP Lay.A ![]() |
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アルプスの教会を後にして目的地を目指す (10:33) 「西北西」MAP Lay.A ![]() |
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中央の山はパターンコフェル (10:35) Monte Paterno Paternkofel (父なる山パテルンコーフェル) この山には、第一次世界大戦で使われた道があり、なかでも岩を貫く長さ約 600 メートルのトンネルが特徴的。 「北北東」MAP Lay.A ![]() |
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左上にはトレ・チーメ・ディ・ラヴァレードが聳えている (10:36) 「北」MAP Lay.A ![]() |
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天然のエーデルワイス (10:38) 地元の人 (ガイドさん) しか知らない場所で慎ましく咲いている白い花。 オーストリアとスイスの国花として愛されている。 (サブカメラで撮影) MAP Lay.A ![]() |
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天然のエーデルワイス (10:39) ハイキング道から 5~10m ほど下った草原でガイドさんが手招きするので行ってみると、初めて天然のエーデルワイスを観ることが出来た。 (サブカメラで撮影) MAP Lay.A ![]() |
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トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード山塊 (10:42) 全く気付かなかったが、 「 "あ!" 人が登っている」とのガイドさんの声で岩山を見上げると、小さな人影が岩に取り付いているのが見えた。 (サブカメラで撮影) 「北北西」MAP Lay.A ![]() |
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300mm望遠で撮影 (10:42) (サブカメラで撮影) 「北北西」MAP Lay.A ![]() |
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300mm望遠で撮影 (10:46) (サブカメラで撮影) 「北北西」MAP Lay.A ![]() |
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ラヴァレド 山小屋 [Rifugio Lavaredo] (10:52) 「東北東」MAP Lay.A ![]() |
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山小屋前でメンバーが揃うのを待ちながら一休み (10:54) 「西南西」MAP Lay.A ![]() |
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山小屋前でメンバーが揃うのを待ちながら一休み (11:02) 「北東」MAP Lay.A ![]() |
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トレッキング再開 (11:08) 「北」MAP Lay.A ![]() |
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途中、採石場 (落石?) を避け草原の小道を行く (11:10) 「東北東」MAP Lay.A ![]() |
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道路案内板 (11:20) 「北東」MAP Lay.A ![]() |
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後方を向いての撮影 (11:24) 雨が降り出したので雨具の準備。 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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来た道を振り返っての撮影 (11:26) 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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目前にトレ・チーメ・ディ・ラヴァレード (11:29) 「西南西」MAP Lay.A ![]() |
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今回のトレッキング目的地に到達 (11:33) ドロミテ山塊の成り立ちは三畳紀、約2億4 0 0 0万年前にさかのぼり、その頃、この地域一帯は、熱帯雨林と浅くて暖かいテチス海で覆われていた。 その海底には、微生物、珊瑚、貝殻等が堆積していき、数百万年以上かけて数千メートルもの厚い堆積物 (炭酸塩鉱物となる物質) の層ができていった。 新生代 (約6,550万年前) に入った頃よりアフリカ大陸が北上し、ヨーロッパ大陸と接近し始め、約4,000万年前頃に、この二つの大陸が衝突し、海底堆積物と海洋地殻が押し上げられた。 その堆積物は地上2,000 ~ 3,000メートルまで隆起し、アルプス山脈 (スイスは花崗岩が多い) 、そして、ドロミテ山群が海上に姿を現した。 第四紀の氷河時代には、ドロミテ山群は厚さ2.000メートルにも及ぶ氷河に覆われ、その後、水に浸食されやすい炭酸塩鉱物は氷河が後退していく過程で、岩塊の表面が削られ、いくつもの深い谷が造られた。 更に大自然の力 (風雨や気候変動) により、岩塊は垂直方向に裂け、岩肌がむき出し、天を突くような切り立った峰、そそり立つ岩壁が特徴的な現在の姿のドロミテ岩峰群が形成された。 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード (11:33) スイス・イタリアの国境付近ある山では、上半分は花崗岩と古生代片麻岩のナップとからでき、下半分は中生代の海洋底堆積物が変成作用を受けてできた結晶片岩とオフィオライトからできているものがある。 もともとはヨーロッパ大陸とアフリカ大陸に挟まれて存在した海の海洋地殻と海底堆積物が変成作用により地殻は片麻岩、海底堆積層は結晶片岩などになっていたが、花崗岩と片麻岩を多く含むアフリカプレートが北進し、ヨーロッパプレートよりも軽いので、激突して沈み込まずに迫り上がった状態と考えられる。 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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Tre Cime di Lavaredo (11:37) 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード (11:38) 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード (11:41) 「南西」MAP Lay.A ![]() |
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トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードから下山開始 (11:44) 「南南西」MAP Lay.A ![]() |
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パテルンコーフェル「後方を撮影」(12:10) Monte Paterno Paternkofel (父なる山パテルンコーフェル) この山には、第一次世界大戦で使われた道があり、なかでも岩を貫く長さ約 600 メートルのトンネルが特徴的。 「北東」MAP Lay.A ![]() |
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トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードからの帰路 (12:14) 「南南西」MAP Lay.A ![]() |
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トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードからの帰路 (12:47) バス駐車場は目前。 「西」MAP Lay.A ![]() |
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ミズリーナ [Misurina] 湖畔のレストラン (14:01) ホテル ミララーゴ [Hotel Miralago] のレストランで昼食。 MAP Lay.B ![]() |
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ヨーロッパで屡々見かけるタイル製薪ストーブ (14:01) MAP Lay.B ![]() |
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ホテル ミララーゴ [Hotel Miralago] (14:26) 建物の壁に書かれている"ALBERGO" はイタリア語で宿を意味する。 「東北東」MAP Lay.B ![]() |
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ミズリーナ湖 [Lago di Misurina] (14:26) 天気は雨で、周辺の山々の絶景を観ることが出来なかった。 「南南西」MAP Lay.B ![]() |
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ミズリーナ湖 [Lago di Misurina] (14:36) 「西南西」MAP Lay.B ![]() |
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ミズリーナ湖 [Lago di Misurina] (14:41) 「西北西」MAP Lay.B ![]() |
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ミズリーナ湖 [Lago di Misurina] (15:00) 「北北東」MAP Lay.B ![]() |
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ミズリーナ湖 [Lago di Misurina] (15:05) 「北西」MAP Lay.B ![]() |
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ミズリーナ湖 [Lago di Misurina] (15:11) 「北北東」MAP Lay.B ![]() |
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ミズリーナ湖からの帰路 (15:36) ポマガニョン [Pomagagnon] 。 「北北東」MAP Lay.B ![]() |
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ミズリーナ湖からの帰路 (15:44) コルティナ・ダンペッツォの町。 「東南東」MAP Lay.B ![]() |
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ミズリーナ湖からの帰路 (15:45) コルティナ・ダンペッツォの町。 「東北東」MAP Lay.B ![]() |
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宿泊ホテル・ヴィラアルジェンティーナ [ Hotel Villa Argentina] (20:32) 26日、27日と連泊になる。 「東」MAP Lay.B ![]() |
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宿泊ホテル・ヴィラアルジェンティーナ [ Hotel Villa Argentina] (20:33) 「北東」MAP Lay.B ![]() |
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ホテル周辺の風景 (20:36) 「北西」MAP Lay.B ![]() |
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ホテル周辺の風景 (20:38) 「北西」MAP Lay.B ![]() |
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ホテル周辺の風景 (20:39) 「南」MAP Lay.B ![]() |
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ホテル周辺の風景 (20:40) 「北西」MAP Lay.B ![]() |
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ホテル周辺の風景 (20:43) 「北北西」MAP Lay.B ![]() |
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ホテル周辺の風景 (20:48) 「南南西」MAP Lay.B ![]() |
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ホテル・ヴィラアルジェンティーナ (20:49) 「北北西」MAP Lay.B ![]() |
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ホテル・ヴィラアルジェンティーナ (20:49) 「南」MAP Lay.B ![]() |
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ホテル・ヴィラアルジェンティーナ (20:51) 「南南東」MAP Lay.B ![]() |